宅建の勉強時間はどれくらい必要、どうすれば短縮できる?
宅建試験に合格するためにはどの程度の勉強時間を確保すべきかということは受験生であれば、どなたでも気になる話でしょう。
学習計画を立てるうえでも絶対に必要な情報でもありますしね。
そこで今回は宅建試験に合格するために必要な勉強時間について、簡単にお話ししてみたいと思います。
宅建の勉強時間の実際のところ
一般的には宅建試験に合格するのに必要な勉強時間は300時間程度とされることが多いです。
しかし、私はこの数字は実際のものよりはかなり短いのではないかと考えています。
資格スクールは宣伝的な意味合いで、合格した個人はちょっとした虚栄心から、宅建に合格するのに必要な勉強時間もしくは自分自身の勉強時間については短めに表現する傾向が強いからです。
特に資格スクールを利用する場合、講義や答練を受けるだけでも200時間程度の時間が必要な場合もあり、それプラス100時間の個人での学習では講義等の内容の復習さえ十分にはできないはずです。
このように考えると実際には宅建試験に合格するのに必要な勉強時間の平均は独学者で400時間程度、講座利用者では450時間程度には達するのではないでしょうか。
なお、ここでいう勉強時間の平均は、法律初学者が一発合格した場合の勉強時間を想定しています。
一発合格を逃し、複数年受験することになれば、プラス1年ごとに初年度と同じとまでは言わなくても、初年度の8割程度の勉強時間が追加で必要になることを忘れてはいけません。
例えば、独学者が3度目の受験で合格する場合、400時間+{(400時間×0.8)×2}=1040時間の勉強時間が必要になるということです。。
宅建の勉強時間、どうすれば短縮できるのか。
宅建の資格は欲しいけど、ここまでの勉強時間を捻出することは難しいという方も多いことでしょう。
そこで次に、どうすれば、宅建試験合格に必要な勉強時間を短縮することができるかについて検討してみたいと思います。
耳を使って勉強時間を短縮
まず、最初に考えたいのが勉強自体の質を高めるということです。
勉強の質を高めることができれば、短い勉強時間でもムリなく合格レベルに達することができるはずだからです。
勉強の質を高める方法として、絶対に取りいれて頂きたいのが耳を使った勉強です。
単に目で読むだけでなく、同時に耳で聴くようにすれば、単純に考えても学習効果は2倍になるはずだからです。
耳を使った勉強をするためには、あらかじめテキストや過去問の内容を録音しなければなりませんが、その作業自体も学習効果が非常に高いので、面倒くさがらずに是非とも取り組んで下さい。
なお、どうしても自分で録音することに抵抗があるとか、少々、費用がかかっても、より学習効果の高い音声を利用したいという場合には、宅建の勉強用の音声教材を利用することを検討されても良いでしょう。
耳を使った勉強は、そのまま行っても十分、効果が高いものですが、ICレコーダーなどを使って高速再生すれば、さらに学習効率を高めることも可能です。
慣れてくれば2倍速程度でも十分、聴き取ることができるようになりますので、この方法も合わせて利用するようにして下さい。
学習すべき事項を絞り込んで勉強時間を短縮
次に考えたいのが、学習すべき事項を絞り込んであまり意味のない勉強をしている時間を減らすということです。
宅建試験の問題は当然のことながら全学習範囲から万遍なく出題されているわけではありません。
明らかに出題される可能性が高いところと出題される可能性が低いところがあるわけです。
そのことを考慮して、出題される可能性が高いところに重きを置いたメリハリのある勉強をすることができれば、勉強時間を短縮することは十分可能なはずです。
では、どうすれば、出題される可能性が高いところに重きを置いたメリハリのある勉強をすることができるのでしょうか。
この問に対する答えは極めて単純なものです。
薄いテキストと過去問だけを利用して勉強すればいいのです。
薄いテキストは、スペースの都合上、試験対策上、重要度の高い内容しか掲載することができません。
また、過去問は「試験委員が全学習内容の中で何を重要だと考えているか」を、そのまま表現しているような教材です。
だとすれば薄いテキストと過去問だけを利用して勉強すれば、自然に出題される可能性が高いところに重きを置いたメリハリのある勉強をしていることになりますよね。
性格的に真面目な方にとっては、少々、抵抗感のある方法かもしれませんが、これもまた、確実に勉強時間を短縮する効果のある方法なので是非とも取り入れるようにして下さい。
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