松村自身の勉強方法
今回は、本サイトの管理人、松村自身が宅建を受験したときにどのような勉強方法をとったのかをご紹介してみたいと思います。
あまり誉められた勉強方法ではありませんが(と言うより絶対に真似をしてはいけない方法だとは思いますが)宅建の勉強をするにあたって最も大切なことが伝わりやすい事例だと思いますので、参考までにご一読ください。
勉強期間は約3週間
私が、宅建の試験対策としての勉強を行った期間は、約3週間です。
なぜ、勉強時間がこれほど短くなってしまったかと言いますと、宅建試験に関する情報収集があまりに不十分だったためです。
周囲の人が口にする「宅建試験ぐらい、誰でも合格できる。」と言った類の話を100%鵜呑みにしてしまいました。
当時、私の周囲にいた人たちが悪意を持って、そういう話を私に聞かせたとは思いませんが、宅建に限らず、資格試験の勉強をするにあたっては、しっかりと情報収集する必要性があることを思い知らされた経験となりました。
呑気にも3週間ぐらい前にそろそろ勉強しないとと思い、テキストや過去問を購入しようと本屋さんに行った私は、資格書コーナーの前で絶句してしまいます。
実際にテキストや過去問を手に取ってみると、どう考えても3週間程度では消化しきれそうになかったからです。
正直、その年受験することを断念しようかとも思いましたが、周囲の人が口を揃えて簡単だ、簡単だという試験から逃げ出すのも、なんだか格好悪いのでとにかくやれるだけの事はやろうと思い直し、なるべく情報量の少ないテキストと過去問を選んで、それぞれ購入しました。
たしか、テキストは500ページに少し足りないぐらいのボリュームのもので、過去問は、 300問程度が収録されている科目別編集の物だったと思います。
ちなみに、このとき購入したテキストと過去問は、今の主流になっている資格スクール監修の見やすい本ではなく、実用書の出版社が発行している非常に勉強していて気が滅入る感じの味もそっけもない本でした。
苦し紛れの勉強方法
自宅に戻った私は、早速、テキストを読み進めようとしましたが、 10ページぐらい流し読みしたところで「これはさすがに、普通にやっていたのでは絶対に間に合わないな。」と感じました。
そこで、なにしろ、過去問を完全にマスターすることだけに集中しようと勉強の方向性を定め直します。
特にそうすれば合格することができるだろうというような確信はありませんでしたが、自動車免許の試験の場合にも過去問題集をしっかりやっていればそれだけで合格できますよね。
それと同じノリです。
つまり、自動車免許の試験を受ける場合の勉強方法にヒントを得て宅建試験の勉強方法を決めたわけです。
過去問を完全にマスターするための方法として、私が選択したのは耳を使う学習方法です。
つまり、過去問の問題と解説をすべて録音し、それを本試験当日まで何度も繰り返し聞くことによって覚えるという方法を選択したわけです。
まずは、 3日から4日間ぐらいかけてテープレコーダーですべての問題文と解説を録音しました。
工夫らしい工夫は録音する順番ぐらいです。
内容がスッと頭に入ってくるように選択肢1→解説1→選択肢2→解説2という風に一問一答式の要領で録音するようにしました。
後は、時間が許す限りそれをひたすらに聞き続けただけです。
それこそ、一日平均で5,6時間は聴いていたのではないでしょうか。
2日に1回ぐらいのペースで過去問のすべての内容を聴き通していたと思います。
おわかりになると思いますが2日前に勉強したことって、そんなに忘れていませんよね。
それを何度も繰り返したわけですから、ある意味、覚えられて当然の方法で勉強を行っていたことになります。
以上が私が宅建の試験対策のためにとった勉強方法の全てとなります。
たった、これだけのことと思われたかもしれませんね。
なにしろ、勉強期間がわずか3週間でしたのでこれ以上の事は出来なかったのです。
結果的に無事、合格
しかし!たったこれだけの方法ではありますが、その学習効果は抜群でした。
実際、私は(自己採点ではありますが) 9割以上の得点で合格しています。
偶然にも宅建試験が過去問を完全にマスターすれば、それだけで充分、合格できる試験だったためです。
私の体験談は決してマネしてはいけないような内容ですが、それだけにかえって伝わるところがあるのではないのでしょうか。
「宅建試験は途中の経過はどうあれ、最終的に過去問を完全にマスターすることができれば、それだけで充分、合格できる試験である。」
このことだけは絶対に忘れないようにして頂きたいと思います。
さんざん下手を打った、私でさえ、この一点を外さなかったがために、無事、一発合格することができているのですから。
※この体験談は、あくまで一つの参考として取り上げています。
繰り返しになりますが、決してこの方法をそのままご自身の勉強に取り入れないようにして下さい。
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