宅建のテキストの選び方
みなさんもご存じの通り、宅建のテキストは、非常に多くのものが市販されています。
私も一度、ある大型書店で興味本位で数えてみたことがあるのですが、40種類ものテキストが販売されていました。
ですので、市販されているもの全てということになれば、おそらく50種類を下らないのではないでしょうか。
種類が多いということはそれだけ受験生にとっての選択肢が多いということなので、良いことなのでしょうが、逆にあまりに種類が多すぎて、選べなくなってしまうという方も少なからず、いらっしゃることでしょう。
そこで、今回は宅建のテキストを選ぶ際の基準について、簡単にご紹介しておきたいと思います。
宅建のテキストを選ぶ際の基準
宅建のテキストを選ぶ際の基準としては以下のようなものがあります。
1.情報量は適正か。
宅建のテキストは、分厚い方が良いというわけではありません。
分厚いテキストというのはレイアウト等にもよりますが基本的には情報量が多くなり、その分、消化不良になる可能性が高くなるからです。
では具体的には、どれくらいのページ数のテキストが良いのかと言いますと、おおむね600ページから700ページぐらいまでのものが良いと思います。
もちろん、これぐらいのページ数のテキストは分厚いテキストに比べれば情報量は多少、劣ることになりますが、そのことによって失うことになる得点はせいぜい1点ぐらいのものであり、まず合否に影響することはありません。
逆に無理をして分厚いテキストで勉強をして消化不良にでも陥れば、合格することが極めて困難なことになってしまいますので、充分、注意して下さい。
なお、この600ページから700ページという基準より、多少、ページ数が少ないことは特に気にする必要はありませんが、ページ数が多いものを選ぶ場合には、「本当に充分、消化できるだけのボリュームなのか?」をしっかりとした自問自答した上で意思決定して頂きたいと思います。
2.読みやすいか
ここでいう「読みやすい」ということには2つの意味があります。
1つ目は、「文章がわかりやすいか」ということです。
ただでなくても法律という難解なことを学ぼうとしているのに、それを解説している文章がわかりにくいようでは、理解することなどできませんよね。
2つ目は、字体やページレイアウトが読みやすいかということです。
多少の好みの差はあるにしても、固い字体で、しかも黒一色で、ページ一面に文字がギュッと詰まっているようなテキストでは、誰も勉強する気になりませんよね。
そういう意味で読みやすいかということです。
テキストは独学で合格を目指す人にとっては、いわば「先生」のような存在です。
そんな大切なものが読む気もしないようなものでは困りますよね。
必ず実際に手にとってみて読みやすいかどうかを確認するようにして下さい。
3.索引があるか。
宅建試験の勉強をしていると、必ず、言葉の意味などでわからないことを調べることがあります。
そんな時に索引がついていると大変、重宝します。
これについては、現在はインターネットでも簡単に検索できるので、絶対に必要というわけではありませんが、インターネットで得られる情報が必ずしも常に信頼できる情報というわけではありませんので、できればついているものを選ぶようにして下さい。
以上が宅建のテキストを選ぶ際の基準になります。
特に1.の「情報量は適正か。」という基準と2.の「読みやすいか。」という基準は非常に重要なものになりますので、絶対に外さないようにして下さいね。
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