宅建が簡単だと誤解される理由
宅建試験はなぜか、非常に簡単なものとであると誤解されがちです。
合格率が6人から7人に1人程度しか合格できないという水準にあるにもかかわらずです。
ではなぜ、なぜ未だに宅建試験が簡単などという誤ったイメージを持たれる方が少なからずいらっしゃるのでしょうか。
考えられる主な理由は以下の2つです。
過去に本当に簡単だった時代があるから。
宅建試験は昭和33年頃にスタートしたものですが(昭和39年までは宅地建物取引主任者資格試験ではなく、宅地建物取引員試験)当初は合格率が90%を超えるような試験でした。
その後も合格率が3、4人に1人ぐらいは合格できるような水準の時代が長く続き、現在の水準に落ち着いたのは30年くらい前のことです。
そのため、宅建試験の古い時代のことを知っている人達の中に未だにそのイメージを払しょくできずに、宅建試験は簡単なものと考えている方が多いのです。
なお、色んなところで書かせてもらっていますので、ご存じの方も多いと思いますが、私の宅建試験の勉強期間は3週間だったのですが、そのことは、この宅建試験の古いイメージに起因しています。
実は、古い時代の宅建試験のことしか知らない方の「宅建試験の難易度は自動車免許の試験と同じくらい。」という発言を鵜呑みにしてしまったのです。(笑)
私が宅建試験を受けたのはもう15年ほども前になりますが、その頃には既にほぼ現在の難易度の水準に極めて近い試験だったので、我ながら本当に危ないというかバカなことをしたなと思います。
まあ、どうにか合格することができましたし、その時の経験も含めて今の私があるので、結果オーライということではあるんですが。
みなさんは間違っても私のような間抜けなことにはならないようにして下さい。
法律系国家資格の中で考えるとかなり簡単な試験だから。
法律系国家資格は、他の分野の国家資格から比べると随分と難しいものが多いです。
日本の国家資格で最難関と言われる司法試験をはじめ、司法書士試験、不動産鑑定士試験など、宅建から比べるとその難易度が10倍以上になるものがいくつもあります。
そのため、そういった難関資格との比較の中で「宅建試験は簡単。」という言い方がよくされてしまうのです。
しかし、これはあくまで、そういった難関資格と比較すると「相対的に簡単」というだけのことであって、宅建試験単体で考えれば、難しい試験であることは間違いありません。
決して勘違いしないようにして下さい。
ちなみに現在、宅建試験は法律系国家資格の中では2番目に簡単な試験になっています。
管理業務主任者資格試験ができたおかげで一番簡単な試験ではなくなったのです。
まあ、本当にどうでもいい情報ですが。(笑)
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