パーフェクト宅建ってどうですか?
宅建のテキストで、佐藤先生のらくらく宅建塾に次いで、その評価について質問を受けることが多いのが住宅新報社のパーフェクト宅建です。
そこで、今回はパーフェクト宅建について、私なりの視点でその評価をしてみたいと思います。
購入を検討されている方は、是非、参考になさって下さい。
パーフェクト宅建を読んでみての感想
パーフェクト宅建をザッと読んでみた限りでの私の感想は以下の通りです。
1.情報量が豊富
ページ数こそ709ページと普通のテキスト並ですが、レイアウトがぎっしりしていて、情報量はかなり多くなっています。
情報量の多さは1冊ものの市販テキストとしては3本の指に入るのではないでしょうか。
この点が出題可能性が少しでもある論点をできるだけ潰しておきたいと考える真面目な受験生に支持を受けているのかもしれません。
2.文章はかなり固め
文章は、いかにも法律の専門家が書いた感じのかなり固めのものです。
法律を初めて学ぶ人にとっては、やや理解しにくいかもしれませんが、実際の試験の問題で用いられる文章もやはり固いものですから、それに対応しやすくなるという意味においては、必ずしもマイナスではないものと考えます。
3.レイアウトが専門書っぽい。
最近の宅建テキストはレイアウトがゆったりしていて「読みやすい」印象のものが多いですが、本書はどちらというとレイアウトがぎっしりしていて長時間読むのは辛い気がします。
特に普段から本を読みなれていない人は、見ただけで勉強する気がなえてしまうかもしれません。
パーフェクト宅建に対する評価
上記のような感想から、導き出した私のパーフェクト宅建に対する評価は以下のようなものです。
1.独学者の「参考書」として最適
上述した通り、情報量が非常に多いので勉強時間が限られる社会人などがテキストとして利用すると消化不良になる可能性は否めません。
ただ別にテキストを購入し、パーフェクト宅建を参考書的な使い方をするというなら、非常にいいのではないでしょうか。
つまり、テキストで勉強していてわからないことが出てきた場合にパーフェクト宅建を用いて調べるということです。
特に独学者の場合、質問をする相手もいないわけですから、学習を進めていく上で大きな助けになるものと考えます。
2.真面目な受験生は条件付きでテキストとしての利用も可
出題可能性のあることはできるだけ網羅的に学ばないと気が済まないという真面目な性格の方であれば、そのままテキストとして用いるのも良いでしょう。
ただしその場合、必ず、消化不良になってしまわないだけの勉強時間を確保するようにして下さい。
また、出題可能性が極端に乏しいと思われる箇所については、「はしょる」ということも必ずやって下さい。
パーフェクト宅建に関するまとめ
・パーフェクト宅建は情報量が多いが文章は固めで、法律初学者にはやや難解。
・パーフェクト宅建は基本的には参考書向き。
・勉強時間がたくさん取れる方で、「はしょる」ということをできる方ならテキストとしての利用も可。
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